幸せが墜落する ニーアレプリカント-16
結論:憎しみも爆発する
こんにちは!ぷにまろこ(@punimaroko)です。
あ~~~ついに。
私がニーアレプリカントでもっとも心惹かれるシーンを記事にする時が…ああ~~~つらい。
オートマタ含めニーア史でこの記事のシーンが一番!!印象深いです。
初めて見た時誰がこんな結末を予想したのかね。
ヨコオさんってほんと悪魔(褒)。。。
※以下ネタバレ注意です。また、この記事は私個人の感想です。
果物売りの少女の幸せ
魔王の城への鍵を求めてロボット山へ寄っていた一行(こっちは後日記事にします)。
ニーアがおうちに帰ると、ポストに幸せが届いていました!!(*´▽`*)
通知 記:「仮面の王」婚礼につき掟の儀式を行う事を通知する。
追伸 堅苦しくて申し訳ない。結婚する事になったんだ。よければ来てくれ。じゃ!
と、砂漠にある仮面の街のあの王子(もう王だけど)が結婚することに!
王子と言えばこちらのやんちゃボーイ…。
ちょうどこれから王となって街を背負っていくのに、掟を破り放題の自由な悪ガキちゃんでした。
この5年の間に王とニーアの間に目立った交流はなかったみたいですが、二人はしっかり友達なんですね。微笑ましい。
久しぶりの仮面の街も、変わらず堅牢な感じです!
招待状を持って王の館にお邪魔すると、花嫁はあの果物売りの少女、フィーアでありました。
シロも「驚いたな。すっかり大人っぽくなりおって!」
とげへへなおじさん感丸出しで言うからちょっと面白かったw
「(お久しぶりです)」と控えめに挨拶するフィーア。ほんと可愛い。。
フィーアは昔から言葉を発さず、身振り手振りだけで会話をします。
彼女は顔半分に大きな火傷をしたことがきっかけで、家族に売られてこの街に来ました。
なので素顔を出すことはありません。
ちっちゃい頃のフィーア。ほんと可愛い…。
初めてニーアと出会った時はカゴいっぱいの果物をこけてぶちまけてしまってのっけから母性を攻めてくる子でありました。
いきなり売り飛ばされ、言葉も通じず仕組みも分からないこの世界で彼女は必死で生き延びてきました。
掟集を肌身離さず持ち歩き、ボロボロの生活を送るフィーアとは対照的に
時に颯爽と現れむちゃくちゃに掟を破る王子はとんでもない生き物でした。
最初はいたずら半分にフィーアをからかっていた王子でしたが、彼女が激怒してからは思いやりを持って接するようになり、顔のケロイドを見せても全く動揺しませんでした。
そして二人は友達になり、5年の月日が経って今日結婚するに至ったのです。
怒りに身を任せていたとはいえ、フィーアが唯一自分からケロイドを見せたのが王子ってのがまたねー…。
カイネも式前夜に話していたのですが、この街の住民には掟が全てで、よく言えば掟にないことは誰も気にしません。
マモノ憑きだろうが、ケロイドがあろうが、です。
なのでカイネもエミールも、仮面の街ではとても過ごしやすそうです。
前夜、街を見下ろしながら考え事をしている王。
食糧も足りていないし、狼の襲撃も続いている今、祝い事をしていていいのだろうか…と少し弱気になる王を、つかの間の祭り気分を与えてあげるのも王の仕事だ
と励ますシロ。
「それに、フィーアを幸せにできるじゃないか!大切な誰かを守り、幸せにするってことは……男には必要なんだ」
とニーアからも名言。。
2人と一冊で、笑顔になって夜はふけていきました。
砂漠ノ狼
そして、結婚式当日!
王の館の前で結婚の儀が行われ、誓いの口づけ(は映像にない。。。)をして二人は正式な夫婦となります。
住民たちがおめかしして盛大にお祝い。
掛け声を合わせながらフラワーシャワーしてくれます!
うん。みーんな幸せそう!(^ω^)
どの次元でも結婚というのはめでたいことですなあ……。
バージンロードを降りてくる新郎新婦。
でも、そんなお祝いムードの中突然、大けがをした仮面の兵士が現れました。
「逃げ……て……狼が…」
と一言だけ話して崩れ落ちてしまった(おそらく亡くなった)兵士。
みんなが「???」ときょとんとしている一瞬の間にそれは起こりました。
皆が倒れた兵士に気を取られている頃、新郎新婦の左から狼のマモノが襲い掛かります。
噛みつかれ、投げられて階段に打ち付けられるフィーア。
思わぬ事態に逃げまどう住民。
即座に狼たちとバトルです。
憎いという気持ちしかなかったこのシーン。
なぜフィーアが襲われなければならないの???
狼たちの気持ちはまだ分からないけど、絶対に殺すという静かな怒りが芽生えていた。
そしてある程度バトルで狼を殺すと、群れは一時撤退していきます。
残されたのは、傷ついたフィーアだけ。
「(フィーアが我をかばって……)」と涙する王。
この言葉、これまでたまたまフィーアの立ち位置が悪かったのかと思っていましたが
本当に王をかばったと分かったのは、このブログを書くために静止画を見てからでした!!
狼に襲われる直前の二人を見てください。
注目してほしいのは、フィーアの仮面の向きと右足です。
↓非常にわずかですが狼に気づいた瞬間顔(仮面)がそちらを向き右足が前に出ているのです。
この間1秒以下です。
フィーアのとっさの判断で王は守られたのです……フィーア……狼まじ許さん……。
王妃
「(フィーア!しっかりしろ!何か喋ってくれ!)」
「(王……お静か…に。民が……不安…に……思います)」
「(フィーア!そんなことよりも……お前…)」
「(…ありがとう)」
「(何……言ってるんだ)」
「(…私なん……かをお嫁さん…に、してくれて、ありがとう……ございまし……た)」
「(フィーア!だめだ!逝くんじゃない!ダメだ!フィーア!目を開けろ!)」
「(…ご逝去されました。実に誇り高く、ご立派な王妃でありました)」
「(フィーア…!これからじゃないか!
外界から来たそなたが…長く苦労してきたそなたが……幸せになるのはこれからじゃないか!!)」
「(王…)」
「(我と一緒に旅をするて、歌を歌おうって、これからはずっと一緒にいようって……
約束したじゃないか!)」
……フィーア…。
この頃に戻れたら…先に狼を抹殺しておくのに…。
フィーアがね、最期に喋るでしょう。。
それも、死に際だから言葉を発しただけかと思っていたんですが違った…。
この街は、よそから来た住民は言葉を発してはならないという掟があり、売られてきたフィーアはそのため話すことができませんでした。
そういった住民が話せるようになるには、戸籍をこの街で取得する必要がある=結婚する必要があります。
フィーアは死ぬ直前に、結婚の儀でこの街の戸籍になれたのです。だから話すことができたのです…。
最期まで掟に忠実に生き、住民のために王を諭し感謝まで述べたフィーアは側近の言う通り実に立派な王妃だったと思う…。
本当になぜフィーアが死ななければならないのか…王と一緒に復讐するからね。
さいごに
以上!
あーフィーア。あーゼクス(王)。
二人にはぜひ魂の世界ででも再会して幸せになってほしい…FF15のノクトルーナみたいに…。
つらい…(´ω`)
今回の記事にかかった時間は2時間半、修正回数は1回です。
ではまた次回!
ばいばい♪